こんにちは。
「笑顔と笑声（えごえ）の専門家」、オフィス Sunny Smile（オフィスサニースマイル）代表の若林みきです。
今回は、企業様から業務委託としてご依頼いただいた新入社員研修の“その後”のお話です。
4月に出会った新入社員の皆さまに会いに、配属先の店舗を訪問してきました。
研修の最後に「配属後に会いに行くね」と約束していたことを果たすため、そして集合研修と現場配属後のギャップを知るためでもあります。
店内に入った瞬間、思わず心が温かくなりました。
4月には緊張で表情が固かった新入社員2名が、明るくいきいきと働いていたからです。
研修当時は緊張していた2人
4月の研修では、
・人前で話すことが苦手
・発表では声が小さくなる
・自信が持てず不安そう
そんな姿が印象的でした。
「この2日間の研修だけで現場に送り出して大丈夫だろうか…」
講師として少し心配があったことも正直な思いです。
半年後に見た“成長の姿”
訪問した店舗で出迎えてくれたおふたりは、先輩スタッフにも、お客様にも自然に接していて、すっかり店舗の一員として頼もしく働いていました。
そしておひとりから、思いがけない言葉が。
「若林さんの研修で、自信がついたんです」
その一言に、胸がふっと熱くなりました。
わずか2日間の研修であっても、自信という“土台”をつくることで行動は変わり、成長につながる。
サニースマイルの信念が肯定されたように感じました。
では、なぜおふたりはその“自信”をつかむことができたのでしょうか。
自信をつけるために大切にした2つのこと
① 何を言っても失敗してもいいと感じられる“心理的安全性”の確保
初日の表情から「緊張している」とすぐに分かりました。
だからこそ、まずは安心して挑戦できる空気づくりを最優先にしました。
「あなたの考えることに間違いなんて何もない」
「今こここそが、“失敗しておく場所”」
そう繰り返し伝えながら、“失敗してもいい場所”を意識的につくっていきました。
② トライ＆エラーを繰り返せるようなたくさんの“発言・発表の機会”
自信をつけるには、ただ話を聞くだけではなく、小さな成功体験の積み重ねが必要です。
そこで発表や声出しの機会を多く用意し、何度もトライしてもらう仕掛けを入れました。
最初は声が小さかった2人も、回数を重ねるうちに表情が柔らかくなり、言葉が前に前に出るようになっていきました。
研修講師のご褒美
研修は、その日がゴールではありません。
その後の環境、声掛け、成功と失敗の体験が折り重なり、人は確実に成長していきます。
今回のおふたりの姿は、
「ヒトには無限の可能性がある」
「成長を信じて関わることが大切」
という原点を、私自身に強く思い出させてくれました。
2人の姿に触れたあの時間は、まさに研修講師としての“ご褒美”のように心を満たしてくれるものでした。
上司・先輩・講師の役割は“信じて、支えること”
新入社員の成長には、
・本人の意欲
・上司・先輩のサポート
・可能性を信じる人の存在
この3つが欠かせません。
関わる立場の私たちは、その人の中にある“伸びる力”を信じ、必要なときにそっと背中を押す存在でありたいと改めて感じました。
最後に
4月に研修を担当した皆さまの“半年後の姿”をこうして直接見せてもらえたことは、講師として何よりの励みであり、忘れられない時間となりました。
AIが普及し、効率化が進む時代でも、ヒトの成長、温かい関わり、そして自信の積み重ねは代替できません。
あなたの周りでも、今日も誰かが成長の一歩を踏み出しています。
その力を信じ、支えていける存在でありたいですね。
あなたの笑顔が、誰かの成長を後押しします。
あなたの笑顔は、きっと今日も誰かを幸せにしています。
今日も1日笑顔でお過ごしください ^ ^
“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする「Smile Message（スマイルメッセージ）」。
お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。
オフィス Sunny Smile
代表 若林みき
