「最近の若い人はすぐ辞める」「新入社員が辞めてしまった」
そんな声を耳にすることがあります。
もちろん、早期離職が課題となっている企業も多数あります。
しかしながら、新入社員研修に関わる中で感じるのは、少し違った空気です。
実は、入社時に「できることならこの会社で長く働きたい」と考えている新入社員も少なくないということです。
コロナ禍を経験し、社会や生活が大きく揺れた数年を経て、若い世代の中でも「まずは安定して働きたい」 「安心できる環境で成長したい」という価値観が、改めて強くなってきているように感じます。
実際、調査データにもその傾向が見られます。
たとえば、2025年度のある新入社員意識調査では、「今の会社で働き続けたい」と回答した新入社員は65%に上るという結果が公表されています。
また、別の調査でも、「この会社で10年以上働きたい」と答えた人が32.0%、「定年まで会社員として働きたい」と回答した人が6割以上といった傾向が示されています。
引用:株式会社マイナビ「マイナビ転職『新入社員の意識調査(2025)』」(ニュースリリース、2025.08.29)https://www.mynavi.jp/news/2025/08/post_50066.html
つまり、「長く働きたい」 「安心して成長できる環境で働きたい」と考えている新入社員は意外に多く、どちらかというと彼らは安定志向であると言えるでしょう。
こうした背景もあり、最近は新入社員研修を単なる導入研修ではなく、定着と成長の土台づくりとして捉える企業が増えていると感じます。
さらに、若手側のニーズにも変化があります。
入社後の教育について「ある程度拘束されても、手取り足取り教えてほしい」と回答した人が75%以上もいるそうです。
引用:電通「Z世代就活生 まるわかり調査2024」(結果紹介記事:マイナビニュース、2024.04.16)
https://news.mynavi.jp/article/20240416-2927926/
これは、「最初はきちんと教えてほしい」 と考える新入社員が多いことを示しています。
言い換えると、放置されることへの不安が大きいとも言えるでしょう。
そこで今日は、ニーズが高まり重要な意味を持つ、新入社員研修を“成果につなげるための3つの視点“についてお伝えします。
1. 社会人の基本を、現場で使える形に落とし込むこと
挨拶、表情、言葉遣い、報連相…。
新入社員研修ではよく扱われるテーマですが、大切なのは「知っている」で終わらせないことです。
実際の現場で自然にできる状態になるまで落とし込むこと。
つまり、「知識習得」や「理解」ではなく「行動」に変えさせることが重要です。
2. “会社らしさ”を言語化すること
「うちではこれが当たり前」 「私たちはこういう姿勢を大切にしている」
こうした会社の価値観や行動の基準を、早い段階で共有できると、新入社員は迷いにくくなります。
最近は、こうした“会社らしさ”を丁寧に伝えている企業ほど、その後の現場での育成がスムーズに進むケースが多いと感じます。
3. “教える側の基準”を揃えること
新人が混乱する原因の一つに、教える人によって言うことが違うという問題があります。
だからこそ、OJTの進め方、声かけの仕方、評価の観点などを整理し、教える側の基準を揃える仕組みづくりが重要になります。
新人育成は、個人任せではなく、組織として取り組むことが成果につながります。
まとめ
コロナ禍以降、若い世代の中で 「安定して長く働きたい」という志向が改めて強まりつつあります。
そのため企業側でも、
・新入社員研修の充実
・OJTの設計
・受け入れ側の育成
など、人材育成の仕組みを見直す動きが広がっています。
オフィスサニースマイルでは、新入社員研修だけでなく、 指導者層向け研修やコミュニケーション研修にも力を入れています。
新人を育てるのは本人の努力だけではなく、 受け入れる側の関わり方やコミュニケーションも大きく影響するからです。
事前ヒアリングを通じて現場の課題を整理し、受講者が自分ごととして考えられる事例検討や、研修後の具体的な行動目標づくりまでを大切にしています。
新入社員研修の充実や、OJT・指導者研修の設計についても、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの笑顔は、きっと誰かを幸せにしています。
今日も一日、笑顔でお過ごしください ^ ^
“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする『Smile Message』。 お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。
オフィス Sunny Smile 代表 若林みき


