部下と円滑なコミュニケーションを図るのに欠かせない「ES5原則」とは?

こんにちは!
「笑顔と笑声(えごえ)の専門家」、オフィス Sunny Smile(オフィスサニースマイル)代表の若林みきです。

4月の新入社員入社や中途採用社員入社を控えたこの時期、新入社員や中途採用社員を迎える側、つまり「指導者」「教育担当者」の意識とスキルのご準備は進んでいますか?

研修の打ち合わせにうかがうと必ずといっていいほど、人事・教育ご担当者様から人材の確保、確保した人材の定着の難しさについてのお話しをお聞きします。

そこで今日は春から新しい人材を迎える教育担当者の皆様にも、現在部下指導を行っていらっしゃるご上司の皆様にも、是非知っていただきたい「ES5原則」=「従業員満足の5原則」についてお伝えします。

部下とのコミュニケーションや関わり方にお悩みがある方にも有効ですので、最後までお読みくださいね!

目次

部下との円滑なコミュニケーションにも指導力向上にも欠かせない「ES5原則」とは?

部下とのコミュニケーションがうまくいっていない、はじめて部下を持ったので指導方法が分からない、部下の成績が伸びない、といったお悩みをお持ちではありませんか?

社員の定着や目標達成には、『心理的安全性の確保』が欠かせません。

『心理的安全性』についてはまた後日詳しく触れますが、「やってみようとチャレンジできる環境」「失敗しても大丈夫だと思える雰囲気」「見守り、認め、褒めてくれると信じられる人間関係」を整えてあげることが重要です。

そのような環境であれば人は自信を持って何かにチャレンジし力を発揮することが可能なのですが、その『心理的安全性の確保』に欠かせないのが「ES5原則」なのです。

先日のブログで、「CS5原則(顧客満足の5原則)」…「表情」「挨拶」「身だしなみ」「話し方」「仕草・態度」についてお伝えしました。

その中で、「CS5原則」は「第一印象の5原則」「コミュニケーションの5原則」とも言われることがあると書きましたが、実は「ES(従業員満足の)5原則」とも呼ばれています。

5つの項目が、お客様ではなく「上司と部下」の関係性構築や指導力向上において、どのように大切なのか、次の項目でご説明します。

部下との関係性が良好になる「ES5原則」実践のポイント5つ

接客者がお客様に歓迎や感謝の気持ちを伝える「CS5原則(顧客満足の5原則)」を、上司と部下の関係性に当てはめるとどうなるのでしょうか?

ここでは ①表情 ②挨拶 ③身だしなみ ④話し方 ⑤仕草・態度を実践するときのポイントやその効果についてお伝えします。

① お客様に歓迎や感謝の気持ちを伝える「笑顔」は、上司と部下の関係性においても最も重要です。
上司の笑顔は、「認められたい」「褒められたい」という部下の承認欲求を満たすことができるのです。
どうぞ、鏡で自分の顔を見てみてください。あなたは日頃どんな表情をしていますか?

② そして「笑顔での挨拶」。
挨拶って部下、後輩からするものだと思っていませんか? 
上司が率先して挨拶をする職場は、風通しが良く離職率が低いと言われています。
「あいつ挨拶してこない」と言っているあなた!挨拶は、気づいた方から率先して行うものです。

③ 身だしなみのポイントは、「第三者から見て清潔そうに見えるかどうか」です。
清潔感のない人には、物理的に近づいてほしくないですし、心の距離も開いてしまいます。
見た目だけではなく、体臭、口臭、柔軟剤や香水の匂いにも配慮が必要です。

④ 部下を呼び捨てにしたり、常に命令口調で話したりしていませんか? 
相手が考えたり返事をしたりする「間」を与えずに、矢継ぎ早に言葉を重ねていませんか? 
誰に対しても敬意を持って丁寧な口調で話をすることは、部下本人も、それを聞いている周りの人にも好印象を与えることができます。

⑤ 部下の話を聞くときにPC作業をしたまま目を合わせていない、なんていうことはありませんか?
常に、とは言いません。
可能な限り、「作業の手を止め」「相手の方へ体を向けて」「目を見て」「相手の言葉に反応しながら」話を聴いてみてください。
この聴き方を『傾聴』と言いますが、『傾聴』は相手に「安心感」「信頼感」を感じさせ、『心理的安全性の確保』にも不可欠です。

「ES5原則」は「上司として当たり前に実践しているべき」の言動です!

前回、「顧客満足の5原則はできているからと言ってお客様が満足するものではない」ということ。

つまり、「5原則の1つでも欠けていれば(できていなければ)お客様は不快に感じる」。と書きましたが、「ES(従業員満足の)5原則」でも同じことが言えます。

この5原則ができているからと言って部下が満足するものではありません。

5原則の1つでも欠けていれば(できていなければ)部下は上司に不信や不満を感じてしまいます。

あなたの部下はきっと、お客様のように不信感や不満足感を分かりやすく表情や態度に表してはいないでしょう。

あなたの仏頂面を見て、大声で怒る姿を見て、目を見ず作業をしながら話を聞く態度を見て、少しずつ心の距離をとっていくのです。

指導力向上のためのスキルを習得したいなら、まずはES5原則の実践に取り組んでください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
5原則の内容を読んで、「知ってるよ」「分かってるよ」と思われましたか?

ですが、「知っている」「分かっている」と「できている」は大きく異なります。

部下とのコミュニケーションを円滑にしたいなら、指導力を高めたいなら、部下に目標達成をさせたいなら、だまされたと思ってES5原則を実践し部下の『心理的安全性の確保』に努めてみてください!

あなたは子どもの頃、「きちんと挨拶しなさい」と言われたことはありませんか?

「挨拶」をするのは、上司としてもとしても社会人としても「人として」も当たり前のことですが、「相手の目を見て」「笑顔で」「自分から」「毎日継続して」実践できていますか??

あなたの笑顔の挨拶が、部下を笑顔にします。
その部下の笑顔が、お客様やお取引先様を笑顔にします。
あなたの笑顔は、きっと誰かを幸せにしています。
今日も1日笑顔でお過ごしください ^ ^

“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする「Smile Message(スマイルメッセージ)」。お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。

オフィス Sunny Smile
代表 若林みき

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次