自分の想いを自分の意図したように相手に伝えるコツその2。「緊張しぃなあなたへ」

こんにちは。
「笑顔と笑声(えごえ)の専門家」、オフィス Sunny Smile(オフィスサニースマイル)代表の若林みきです。

前回、自分の想いを自分の意図したように相手に伝えるためには、①「話すためのスキル」、②「伝えるためのスキル」、③「伝える内容」、④「メンタルを整えること」の4つが必要だとお伝えしました。

今回はその4つ目「メンタルを整えること」について詳しくご説明します。

これまでに、結婚式、ご披露宴をメインに1000件以上の司会をしてきた私ですが、実は大阪弁でいうところの「緊張しぃ」です。

そして結論から言うと夢破れたのですが、一時期声優さんやナレーターさんに憧れ、いわゆるオーディションに幾度も挑戦をしていたことがありました。

マイクの前に座り、自分の息づかいや唾を飲み込む音、舌が口腔内に触れるときの音までが聞こえる、あのときの緊張感と言ったら!! 正直、もう二度と経験したくはありません。

しかしながらその経験で、私は「緊張」というものと真っ向から向き合わざるを得ませんでした。

向き合って、考えて、やってみて、失敗を繰り返すことで「緊張との付き合い方」を見つけることができました。

「緊張しぃ」の方はもちろん、そうではなくても、人前で話したり、プレゼンテーションをしたり、会議の進行をしたりする機会がある皆さまも、ぜひお読みくださいね。

目次

緊張感は敵ではない!頑張る自分を認めてあげよう。

まず、良いパフォーマンスをするために適度な緊張感は必要であることを理解しましょう。

「ヤーキーズ・ドットソンの法則」によると、人間は多少のストレスや適度な緊張を感じている際はパフォーマンスが向上し、ストレスや緊張が過剰になるとパフォーマンスが低下するそうです。

緊張している、イコール、あなたは「頑張ろうとしている」とうことです。

そこですべきことは、緊張感(ストレッサー)を取り除くことではありません。

「また緊張で手が震える…私って本当にダメだ」と落ち込むのではなく、「私は頑張ろうとしているんだ」と自分で自分を認めてあげてください。

そして「この緊張も良いパフォーマンスをするためのスパイスなんだ」と受け入れましょう。

パフォーマンスをするその場がアウェイに感じても、その場にいる人々が敵に感じても、あなただけはあなた自身の味方になってあげましょう。

緊張感は取り除くものではなく、うまく共存するもの。

そう考えると少し心が軽くなりませんか?

本番で「実力以上のもの」は出ない!ありのままの自分で勝負しよう。

「緊張」について突き詰めて考えたとき、私の場合それを生じさせている要因の1つは「自分を良く見せたい」と思う虚栄心でした。

虚栄心とは、「自分が他人にどう見られているのか」に気を遣い、自分を実質以上に良く見せようとすることです。

しかしながら、私たちはいつも「自分が思う自分」と「他人が見ている自分」は違うことを理解し意識しなければなりません。

そもそも自分が見せたいように他人は見てはくれていませんし、「実力以上に良く見せること」に注力することで、パフォーマンス自体がおろそかになってしまいます。

その結果、「実力の半分も発揮できなかった」となってしまうのは本末転倒ですが…あなたもそのような苦い経験があるのではないでしょうか?

付け焼き刃で実力以上のものは出ませんし、自分が思うように「良く見せる」こともできません。

今の自分のベストパフォーマンスを目指すことだけに心を砕いたときに、結果として「実力以上のものが出る」幸運が訪れてくれるのかもしれませんね。

入念な準備と繰り返しの練習だけが自信になる!

私の「緊張」を生じさせている要因もう1つは「準備不足」「練習不足」でした。

冒頭でオーディションの話をしましたが、「〇月〇日のオーディションまでに毎日1時間滑舌練習をする」と目標を立てたとして、本当に「毎日」「1日も欠かさず」それを実行できたことはありませんでした。

つまり私は、追い込まれたときに「あれだけ練習したんだから大丈夫」という自信を裏付けるための根拠を、作ることができていませんでした。

それどころか、「あれもできなかった」「こうしておけば良かったのに」と後悔ばかりが頭の中をよぎるのですから、緊張感も増すばかり…。

当然ベストパフォーマンスにはほど遠く、結果も伴わない。

土壇場で「自分は大丈夫」だと自信を持ってパフォーマンスをするためには、その根拠となる事前準備、繰り返しの練習が不可欠です。

あなたがうらやましいと感じるような素晴らしいパフォーマンスをしている人々の多くはきっと、あなたの見えないところでの努力を怠らないはずです。

「なりたい自分像」があるなら、今すぐできる行動からはじめてみましょう!

まとめ

「人前で話すことが苦手」「あがり症」「緊張しぃなんです」と自覚がある方は割と多いように感じますが、その「緊張感の原因」を突き詰めて考えてみたことがある、という方にはほとんどお会いしたことがありません。

「緊張しぃなあなた」へ。
自分の苦手と向き合うことは気持ちの良いものではありませんが、この機会にぜひ、自分の緊張感としっかり向き合い、味方にしてみませんか?

その結果、あなたの伝えたい想いが、あなたの伝えたいと思う人に正しく届いたなら。
そして、あなたが笑顔になれたなら。
こんなに嬉しいことはありません!

あなたの笑顔は、きっと誰かを幸せにしています。
今日も1日笑顔でお過ごしください ^ ^

“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする「Smile Message(スマイルメッセージ)」。お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。

オフィス Sunny Smile
代表 若林みき

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