こんにちは!
「笑顔と笑声(えごえ)の専門家」、オフィス Sunny Smile(オフィスサニースマイル)代表の若林みきです。
突然ですがあなたは、「ポジティブな人」ですか?「ネガティブな人」でしょうか?
自分自身の考え方や言動を振り返ると、ある部分では「ポジティブな私」が、違ったある部分では「ネガティブな私」が現れていた…と、両方を持ち合わせている方が多いのではないでしょうか。
それでは、もう1つお尋ねします。
「ポジティブ」や「ネガティブ」は、「性格」だと思いますか?それとも「考え方」でしょうか?
「ポジティブ思考」や「ネガティブ思考」は、「性格」や「経験」という土台の上に「思考の癖」が積み重なったものであると、私は考えています。
例えば、
もともと楽観的な性格の人は、ポジティブ思考の癖がつきやすく、
過去の失敗経験が多い人は、ネガティブ思考の癖がつきやすい、ということです。
しかしながら、生まれ持った性格や考え方の傾向があったとしても、「思考の癖」は意識的に変えることができると言われています。
あなたがお客様の立場のときに、接客してほしいのは「ポジティブな店員さん」と「ネガティブな店員さん」どちらですか?
あなたが指導してもらうとしたら、「ポジティブな上司」と「ネガティブな上司」どちらがよいでしょうか?
答えはもちろん、「ポジティブな人」、ですよね。
そこで今日は、「ポジティブシンキング」をするためのコツとその効果についてお伝えします。
そもそも「ポジティブシンキング」って、どんなもの?
「ポジティブシンキング」とは、物事の良い側面や可能性に焦点を当て、前向きな考え方や態度を維持しようとする思考法のことです。
この思考法は、メンタルヘルスケアや幸福感を高めるだけでなく、仕事や人間関係など、様々な場面で良い影響をもたらすと考えられています。
ただし、「ポジティブシンキング」は現実を無視したり、問題を過小評価したりすることではありません。
現実を正しく認識した上で、前向きな解決策を見つけ出すことが重要です。
一方、「ネガティブシンキング」とは、物事を否定的に捉えたり、悪い方向に考えたりする思考傾向のことです。
「ネガティブシンキング」の具体例は次のようなものです。
・「どうせ失敗するに違いない」「うまくいかないだろう」という悲観的な予測
・「自分はダメだ」「自分にはできない」という自己否定
・「あの時こうしていれば」「なぜあんなことをしてしまったのか」といった悪い過去の反すう
・「せっかく〇〇だったのに、結局□□だった」と悪い面への注目
「ネガティブシンキング」は、心理的なストレスや不安を高め、行動意欲を低下させることがあります。
しかし「ネガティブシンキング」が必ずしも悪いわけではなく、リスクを回避したり、慎重な判断を下したりする上で役立つ場合もあります。
大切なのは、ネガティブな考えにとらわれすぎず、バランスの取れた思考を心がけることです。
「ポジティブ」な考え方・言動をするための5つのコツ
「ポジティブ」な考え方・言動をするために、次の5つを意識し、行動してみてください。
①楽観的な視点を持つ
問題や困難に直面しても「学びの機会」だと捉え、解決策や解決した先にある未来に目を向けるようにしましょう。
②肯定的な自己暗示をする
自分自身の能力や可能性を信じ、目標達成に向けて積極的に行動してみてください。不安に打ち勝つ最も効果的な方法は「行動すること」です。
③感謝の気持ちを持つ
日常生活の中で「良いこと」や「小さな幸せ」を見つけ、それに関わる様々な人・物事に感謝の気持ちを持ちましょう。周りへの感謝の気持ちに気付いたら、笑顔でそれを伝えることもお忘れなく。
④失敗からの学び
人間誰しも失敗するものです!「こうすれば失敗する」と1つ学んだと思い、そこから得た教訓を次に活かそうと考え行動することが大切です。
⑤ストレスを軽減させる
心身の健康を損なうと、ネガティブな感情を持ってしまいがちです。健康とリラックスを心がけることで前向きな気持ちを保つことができます。
「ポジティブシンキング」には、こんな効果が期待できます!
お客様との直接的な関わりが多い接客・サービス業に従事する皆さまにとって、「ポジティブシンキング」は働く上での非常に重要な要素で、様々な効果があります。
例えば、ポジティブな思考と行動を心がけると自然と明るい笑顔やポジティブな言葉を使うことにつながり、お客様に好印象を与えます。
その結果として、顧客満足度向上やリピーターの増加による「業績向上」が期待できます。
また「ポジティブシンキング」は、自分自身の「モチベーション向上」や、一緒に働く仲間とのコミュニケーションの円滑化にも役立ってくれます。
そして、その接客者に指導をする立場である上司が「ポジティブシンキング」をすることは、組織全体に良い影響を与えます。
例えば、コミュニケーション促進と信頼関係の構築による「チーム全体のモチベーション向上」、部下の成長促進や能力を引き出すことによる「創造性の向上」、そして目的達成や問題解決への意欲向上による「業績向上」などなど、良いことばかりですよね。
「令和の小学生は知っている! 『リフレーミング』って? 」の中にも書きましたが、物事の見方を変えるだけで心が少し軽くなったことはありませんか?
「ポジティブシンキング」をすることで、今日の仕事が楽しくなり、あなたを悩ませているあの問題が解決に向かい、自分自身をもっと好きになれるかもしれませんよ!
まとめ
私自身はどちらかというと、「ネガティブな人である」と自分を分析しています。
しかしながら「自分がネガティブな傾向がある」という事実自体を、悲観的には考えておりません。
注意深く準備を進める、同じ失敗を繰り返さない、というのは、ネガティブな傾向があるからこそ持っている、私の「強み」だと思っています。
そんな私ですが、研修で受講者の皆さんの前に立ってお話するときには、まず自分自身が「ポジティブマインド」になり笑顔で「ポジティブワード」を使うことを意識しています。
なぜなら、受講者の皆さまの可能性と明るい未来を信じているから!
そして、私自身の笑顔が受講者の皆さまの笑顔になり、その笑顔が一緒に働く周りの方々やお客様の笑顔につながると信じているからです!
「信じる者は救われる」と言います。
私の言葉を信じ、あなたも今日から意識的に「ポジティブシンキング」をしてみませんか?
あなたのその笑顔は、きっと誰かを幸せにしています。
今日も1日笑顔でお過ごしください ^ ^
“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする「Smile Message(スマイルメッセージ)」。お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。
オフィス Sunny Smile
代表 若林みき