こんにちは。
「笑顔と笑声(えごえ)の専門家」、オフィス Sunny Smile(オフィスサニースマイル)代表の若林みきです。
前々回は、「話しやすい職場」をつくるためのコミュニケーションについて、
前回は、ハラスメントという視点も交えながら、「必要なことを適切に伝える」ことについてお話ししました。
では、あなたは最近、職場の誰かに「ありがとう」と伝えましたか?
反対に、誰かから「ありがとう」と言われたのは、いつでしょうか。
必要なことや言いにくいことを伝えるだけでなく、感謝や相手の良いところも、きちんと言葉にして伝える。
今回は、そんな「職場でのありがとう」について考えてみたいと思います。
最近、「ありがとう」を言ったのは、言われたのは、いつですか?
複数回にわたって実施する研修では、前回からの振り返りとして、
「自分が成長したことは何ですか?」
「先輩や上司に褒められたことや、『ありがとう』と言ってもらえたことはありますか?」
と問いかけることがあります。
すると、ときどき、
「特にありません」
「褒められたことはないです」
という答えが返ってくることがあります。
そんなときは、研修担当者の方にも状況を共有し、受講者の上司や先輩の皆さまに、日頃の頑張りを認めたり、感謝を言葉にしたりすることを意識していただくようお願いすることがあります。
一方で、もう一つ考えてみてほしいことがあります。
自分自身は、周りの人に「ありがとう」と伝えているでしょうか。
上司から部下へ。
部下から上司へ。
先輩から後輩へ。
後輩から先輩へ。
感謝は、どちらか一方から伝えるものではありません。
まずは自分から「ありがとう」を伝えることも、職場のコミュニケーションを良くする大切な一歩です。
「仕事だから当たり前」になっていませんか?
職場では、それぞれに役割があります。
「それがあなたの仕事だから」
「やって当たり前だから」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
もちろん、自分の役割や責任を果たすことは仕事をするうえで大切です。
でも、「仕事だからやって当たり前」と、「だから感謝しなくていい」は、同じではありません。
忙しいときに少し手伝ってくれた。
自分が気づかないところで準備をしてくれていた。
困っているときに声をかけてくれた。
誰かがしてくれていることに慣れてしまうと、その行動が少しずつ「当たり前」になっていきます。
だからこそ、意識して「ありがとう」を言葉にすることが大切です。
これは上司・部下にかかわらず、お互いに大切にしたいことです。
そして特に、上司や先輩など上の立場にいる人ほど、部下や後輩の行動を見て、感謝を言葉にして伝えることを意識することが大切です。
「思っている」と「伝わっている」は違う
「ちゃんと感謝しています」
「ありがたいと思っています」
そう思っていても、言葉にしなければ相手には伝わっていないかもしれません。
「ありがとう」
たった一言でも、もちろん伝わります。
さらに、
「忙しいのに手伝ってくれて、ありがとう」
「早めに準備してくれていたから助かりました」
「お客様へのフォロー、ありがとう」
と、何に対して感謝しているのかを具体的に伝えると、
「自分のことを見てもらえている」
「自分の行動に気づいてもらえた」
という実感にもつながります。
こうした日々の小さな言葉の積み重ねも、安心して働ける職場をつくる一つの要素です。
「思っている」ことと、「伝わっている」ことは違います。
良いことこそ、きちんと言葉にして届けたいですね。
「ありがとう」は、何度言われても嬉しい
先日、ある企業様の全3回の研修が終了しました。
最後に全体へご挨拶をして研修を終えたあと、何名かの受講者の方が、わざわざ私のところまで来て、
「ありがとうございました」
「次はいつお会いできますか」
などと声をかけてくださいました。
研修中にも挨拶を交わしていますし、最後には全員で「ありがとうございました」と言葉を交わしています。
それでも、改めて一人ひとりから「ありがとうございました」と言っていただけることは、とても嬉しいものでした。
感謝の言葉は、
「さっきも言ったから」
「伝わっているはずだから」
と出し惜しみする必要はありません。
「ありがとう」は、何度言われても嬉しい言葉です。
近くにいる人への「ありがとう」を忘れない
こうしたことを研修でお伝えするたびに、
「自分は大丈夫かな?」と、私自身も振り返ります。
仕事でも、日常生活でも、いつも近くにいる人ほど、その人がしてくれていることを「当たり前」にしてしまいがちです。
・笑顔で接してくれること
・協力してくれること
・見えないところで準備してくれていること
・自分を支えてくれていること
それを当たり前にしないようにしたいと思っています。
私は買い物をしたときや食事をしたときにも、できるだけスタッフの方に「ありがとう」と伝えるようにしています。
何か特別なことをしてもらったからではありません。
自分のために接してくださったことに対して、感謝を言葉にして伝えたいからです。
身近な人にこそ、「ありがとう」を忘れない。
そんな小さな意識を大切にしたいですね。
まとめ
今回まで3回にわたって、“職場のコミュニケーション”について考えてきました。
人と話し、関わること。
必要なことを、相手を尊重しながら適切に伝えること。
そして、感謝や相手の良いところを、きちんと言葉にして伝えること。
どれも、特別なスキルがなければできないことではありません。
でも、忙しい毎日の中では、つい後回しになってしまうことがあります。
「ありがとうと思っている」だけで終わらせず、「ありがとうと伝える」。
早速、今日はまず一人。
身近な誰かに「ありがとう」を伝えてみませんか?
「ありがとう」を言葉にするあなたの笑顔は、きっと誰かを幸せにしています。
今日も一日、笑顔でお過ごしください ^ ^
“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする「Smile Message(スマイルメッセージ)」。
お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。
オフィス Sunny Smile
代表 若林みき


