Z世代の特徴や接し方って??新入社員教育でおさえておきたい4つのポイント

Z世代の特徴や接し方って??新入社員教育でおさえておきたい4つのポイント

こんにちは。
「笑顔と笑声(えごえ)の専門家」、オフィス Sunny Smile(オフィスサニースマイル)代表の若林みきです。

4月と言えば、新入社員研修のシーズン!社員教育、社員研修を実施している私たちも、有難いことにいそがしい日々を送っておいます。

ドキドキとワクワクを胸にキラキラした瞳の新入社員のみなさんとの出会いには、こちらにも新しい学びや気づきがたくさんありとても刺激的です。そして実はこのシーズン、同じ様にご依頼が多いのがZ世代の新入社員を教育する立場にあるご上司のための「指導力向上研修」なのです。

終身雇用の時代が過去のものになった現在、若い世代のビジネスマンは常にキャリアアップのための転職を視野に入れています。

また指導をする上司には、コンプライアンス遵守、ハラスメント防止が強く求められています。頑張って指導をしても新人がすぐに辞めてしまう…、ハラスメントって言われたり辞められたりするのが嫌、自分の時代とは違いすぎるZ世代の指導が怖い…近年、指導する立場のみなさんのそんなお悩みをよく耳にするようになりました。

そこで今日は、「Z世代の新入社員を指導する上でおさえておきたい4つのポイント」についてお伝えします。

Z世代の特徴とともに、指導法の「おすすめ」と「NG」を挙げていますので是非お読みくださいね!

目次

「俺の背中を見て覚えろ」はNG! 指示は「結論から端的に分かりやすく」

Z世代の特徴の一つとしてまず挙げられるのが、彼らが「デジタルネイティブ」「SNSネイティブ」であるということです。Z世代は、1997年~2012年に生まれた世代のことを指します。

初代のiPhone発売は2007年。2015年には携帯電話、スマートフォン保有者のうちのスマホ保有率が50%を超えました。つまり、彼らは物心ついたときからスマホを触っていて、なんの疑問も抱かずにSNSで世界中の人と繋がっていたのです。

子どもの頃から現在、そして恐らくこれからもスマホを手離せなくなった彼らにとって、「分からないことは検索するとすぐに答えがでる」「欲しいモノはワンクリックで手に入る」のが当たり前。「説明は後でするからまずやってみて」「仕事は俺の背中を見て覚えろ」という指導方法はおすすめできません。

まずは結論や答えを示し、「なぜ」その仕事が必要なのかを説明、その後「how to」を論理的かつ具体的に伝えることが必要です。

雑談の中で彼らが得意なスマホやSNSなどについて上司の方から尋ねてみると、コミュニケーションのきっかけになるかもしれませんね。

生産性のないダラダラとした長話はNG!「コスパ」「タイパ」を常に意識。

Z世代が当たり前のように使う言葉の中に「コスパ(=コストパフォーマンス)」と「タイパ(=タイムパフォーマンス)」があります。

美味しい食べ物やオシャレな洋服が低価格で手に入り、動画は倍速で見る彼らにとって、まさに「時は金なり」。お金も時間も労力も無駄にしたくはないのです。

そんな彼らが嫌がるのが生産性のない長時間の会議や、ダラダラと長い割に何が言いたいのかよく分からないダメ出しや指示出し。ですがこれって、Z世代に限らず嫌だと感じている人は多いですよね。

端的で分かりやすい話し方や指示出しによって「お互いの時間の有効活用」に注力することは、Z世代だけではなくいそがしい上司の側にもメリットが大きいはずです。

この機会に上司の皆さんがタイムマネジメントに取り組んでみてはいかがでしょうか。

「5分前行動」「始業前の掃除」の指示はNG! ライフワークバランスを大切に。

「ONとOFFの切り替え」が上手で、仕事も一生懸命しますが、プライベートも大切にするのも、この世代の特徴の1つです。
そんな彼らに休日出勤やサービス残業を強いるのはNG。

「私が新入社員のときには始業30分前に出社して掃除をしたもんだけどな…」なんて言葉も彼らには響きません。それどころか「上司に始業前の掃除を強要された」と受け取られてしまうことも。

また、コミュニケーションをとろうとして、プライベートなことを根掘り葉掘り聞くのもやめておきましょう。

彼らは「ON」と「OFF」を切り替えるのと同様に、「仕事で関わる人」「プライベートで付き合う人」とはっきりと分類していることが多いようです。そのラインを越えてしまうと、表面上は分からなくても心の中では「関わりたくない人」に分類されてしまうかもしれません。

新入社員でなくても、ビジネスマンの働き方が見直されライフワークバランスが推奨される現在。是非上司の皆さんもプライベートを大切にしてくださいね。

「失敗を恐れずにとにかくやってみて」はNG! スモールゴールの設定で成功体験を。

少子化が進み学校教育が見直されている時代を生きてきたZ世代は、「自分を大切に」と教えられ怒られず大切に育てられてきました。そのため自己肯定感が高い人が多いのですが、失敗を極端に恐れ、挑戦を嫌がることがあります。

会社は「チャレンジ精神」や「やる気」を新入社員に求める傾向にありますが、入社早々にそれらを求めるのは得策ではありません。

まずは、少し頑張れば達成可能なスモールゴールを設定し、目標達成の成功体験を積み重ねることで自信をつけさせてください。

そして、「この上司はいつも自分を見てくれている」「自分の言動を否定せず受け止めてくれる」「もし上手くいかなくても次はできると信じてくれている」と彼らが思えるような『心理的安全性の確保』に努めてください。

その上でタイミングを見はからって大きなチャレンジをさせましょう。もちろんチャレンジ前後のフォローもお忘れなく!

まとめ

「若手だから、と特に何かを変えてはいないんですよね。真正面からまっすぐ話すようにしています」
WBC日本代表を優勝に導いた栗山監督が「若手選手への指導方法」を聞かれたときの言葉です。

Z世代の特徴と付き合い方を4つご紹介しましたが、「真正面からまっすぐ話す」という誠意はどの世代にも伝わるものですよね。

本文の中で『心理的安全性』に触れましたが、その確保には新入社員の承認欲求を満たすことが重要です。
承認欲求を満たすために今すぐできることが何か分かりますか?

それは、笑顔です。

4月は新入社員も迎える側もドキドキそわそわ落ち着かないもの。そんなときこそ、笑顔を心がけてみてください。

人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのです。
あなたの笑顔は、きっと誰かを幸せにしています。

今日も1日笑顔でお過ごしください ^ ^

“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする「Smile Message(スマイルメッセージ)」。
お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。

オフィス Sunny Smile
代表 若林みき

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