こんにちは!
「笑顔と笑声(えごえ)の専門家」、オフィス Sunny Smile(オフィスサニースマイル)代表の若林みきです。
“退店してからも思い出すほど良い印象が残るスタッフさんたちは、「笑顔+ありがとうございます」の後に、更に『ニコッ(^ ^)』と表情が変わるのです!
その表情変化をこの度『笑顔+ニコッ(^ ^)の法則』と名付けることにしました!”と前回のブログに書いたのですが、今回はそこに是非つけ足してほしい『笑声(えごえ)』のスパイスについてお伝えします。
対面で接客をしたり電話対応をしたりするという接客者の皆さまにも、社内外のコミュニケーションを円滑にしたいという皆さまにも、お読みいただけると嬉しいです。
『笑声(えごえ)』って何?
『笑声(えごえ)』とは、明るい笑顔が伝わり好印象を与える声のことで、広辞苑には載っていない造語です。
TVやラジオ、動画を流しながら、目をつむって、出演者の声を聞いてみてください。
表情を見なくても、「あ!この人今笑顔で話しているんだろうな」と想像できる声が、『笑声』です。
「CS5原則」の1つである「話し方」でお客様に好印象を与えるためには、滑舌や話すスピード、声のトーン、抑揚(メリハリ)、間合い、丁寧な言葉遣いなど様々な要素に気を配ることが必要です。
『笑声(えごえ)』を出すには声のトーンを上げれば良いんだよね?と考える方が多そうですが、では、「声のトーン」とは何でしょうか?
「声のトーン」とは、声の「音色」「調子」「感じ」のことです。
あるボイストレーナーさんが、“「声のトーン」とはココロや感情という内面の状態(=マインド)の表れである”と書いていらっしゃいました。
そうだとすると「声のトーンを上げて笑声で話す」ためには、ただ単に声の高低を変えれば良いというわけではなさそうですよね。
『笑声(えごえ)』が何か分かったところで、次は『笑声で話すために必要なポイント』を確認していきましょう。
『笑声(えごえ)』で話すためのポイント3つ
『笑声(えごえ)』で話すためのポイントは、こちらの3つです。
①口角を上げ笑顔になる
②普段の自分の声の高さを「ド」としたときに、「ソ」の高さまで上げて発声する
③「歓迎」「感謝」「思いやり」「優しさ」の気持ちを声にのせる
①口角を上げ笑顔になる
表情と声は連動しています。
言い方を変えると、身体と心の状態は声に影響を及ぼします。
試しに、口角を下げ眉間にしわを寄せて怖い顔をしながら、明るい声で「こんにちは」と言ってみてください。
…思うような明るい声は出ませんよね?
『笑声(えごえ)』は笑顔じゃないと出せない、これが最も大切なポイントです。
②普段の自分の声の高さを「ド」としたときに、「ソ」の高さまで上げて発声する
こちらも実際に試してみてください。
普段、自然に出している声で「ド」と発声し、「レ」「ミ」「ファ」「ソ」と音階を上げながら声に出して言ってみましょう♪
一般的にそうして出した「ソ」の音の声が、聞き取りやすく印象が良いと言われています。
しかしながら、ずっとその音程で話すのは不自然なので自然な抑揚は必要ですし、個人差があるため場合によっては「ファ」や「ラ」の音程が感じ良く聞こえることもあるでしょう。
自分自身で判断せず、ぜひ第三者の意見を聞いて「あなたのベストな声のトーン」を見つけてくださいね。
③「歓迎」「感謝」「思いやり」「優しさ」の気持ちを声にのせる
①にも書きましたが、身体と心の状態は声に影響を及ぼします。
例えば、緊張して声が震えてしまうのは、「緊張」や「ストレス」が発声時の筋肉の動きや使い方に影響を与えているためです。
「嫌だな」「面倒くさいな」…そんな負の感情は、声にのって相手に伝わってしまっているかもしれません。
反対に、「楽しいな」「有難いな」「喜んでもらいたいな」…そんなプラスの感情もきっと、声にのって相手に伝わっていると、私は考えています。
何も難しいことはありません。
あなたの無意識的領域にある「来店してくださったことへの感謝」や「お客様が求めているものをご提案したいという熱意」「お客様に喜んでほしいという気持ち」を、これからは意識的に、言葉にのせてみてくださいね。
まとめ
『笑顔+ニコッ(^ ^)の法則』+『笑声(えごえ)のスパイス』 = ???
イコールのあとに当てはまるのはどのような言葉でしょうか。
ここまでお読みいただいたあなたには簡単ですよね。
そう、イコールのあとは「お客様の笑顔」です。
もちろんお客様だけではなく、上司や部下、後輩、同僚、社外のお取引先様、ご家族やご友人のことも、『笑顔+ニコッ(^ ^)の法則』+『笑声(えごえ)のスパイス』で、笑顔にして差し上げてくださいね!
あなたの笑顔は、きっと誰かを幸せにしています。
今日も1日笑顔でお過ごしください ^ ^
“サービス業に従事する人とそのお客様を笑顔にする”ヒントをお届けする「Smile Message(スマイルメッセージ)」。お読みいただいたあなたのお役に立つことができれば幸いです。
オフィス Sunny Smile
代表 若林みき